日程 2010年2月17日開催
テーマ 『起業と経営の現実』
講師 こびとのくつ株式会社  
工藤美樹 社長
場所 早稲田大学22号館203教室 18:30〜
 
 

第21回OE研究会は、プレミアム戦略と現場力でユニークな経営と、クリエイティブを目指す女性経営者、こびとのくつ株式会社、工藤美樹社長をゲストスピーカーとしてお招きしました。

 

『起業と経営の現実』と題し、前半は「こびとのくつ」社のビジネスに関して、後半は起業と経営の現実に関して、工藤社長ご自身の経験や教訓を踏まえたお話をしていただきました。

 
 
 
工藤社長は幼少の頃から「右腕一本で食べていける職」を志し、高卒後に漆塗りの人間国宝に弟子入り、日々職人の技を磨かれました。その後インターネットの世界が出現した折にアナログとデジタルの融合を志向、「レタッチ」と出会いそれを天職と感じられ、研鑽を重ねた後独立を果たされました。      
 
現在は主に電車の中吊りやドアの広告を中心としたビジネスを展開。そこで用いられる「レタッチ」は画像・映像における色や輪郭の調整を、デジタル技術を用いて高度処理する技術です。
 
レタッチ前:
  レタッチ後(クリックして拡大):大変綺麗になりました!
 
 
最近のハイボールブームの火付け役CM女優の画像、スポーツメーカーが手がける海外スーパースター選手の広告など、クライアントは大手企業が多数で、映像はどれも一度は私たちが日常生活で目にしたことがあるものばかりでした。レクチャーに参加された多くの方が親近感を持って映像をご覧になったことと思います。
 
「こびとのくつ」社はクライアント、広告代理店からの要望を汲み取りフォトグラファーやデザイナーに提案をするなど、コンサルとソリューションのビジネスを兼ね備えており、広告業界では他に存在しないユニークな存在です。しかしながら、ビジネスを確立されるまでは多くの苦難を経験されました。
 
 
『神々は細部まで見ている』
古代ギリシャの彫刻家、フィディアス
講演中、心に残る言葉をいくつも頂きましたが、とくにピーター・ドラッカーの名言と重ねたこの言葉は、仕事に妥協を許さず、見えない細部までこだわる工藤社長の姿勢を端的に表現しています。起業から現在に至るまでの苦難は、そのような姿勢があったからこそ経験されたといっても過言ではありません。完璧な仕事を遂げるための経営者としての努力や取り組み、熱い心を持ち、継続されてきたからこそ社員やクライアントから多くの信頼を得続けているのです。
 
起業と経営に関して、ご自身の経験とどのように乗り越えてきたかを披露していただき、講演 終了後は多くの方から質問を頂きました。プレミアムニッチな業界で、弛まぬ努力を続け、現場力を強化し続けるその姿勢から、多くの共感と示唆を得ることができました。
 
 
第21回OE研究会も工藤社長、及び数多くの皆様にご参加いただき、大盛況となりました。この場をお借りして皆様に御礼申し上げます。誠にありがとうございました。
 
[Reported by Yusuke Okuda ]
Copyright Waseda Business School Endo Seminar 2010 All Rights Reserved.